Facebook 2018年6月4日

世界最大の出力量をもつ柏崎刈羽原発立地県の新潟県で、原発ゼロを目指す女性知事候補者、前新潟県議の池田ちか子さんが、霞が関から送られてきた高級官僚で、自公から支持を受ける候補者と互角の選挙をすすめています。6月10日の投票日を前に5月31日から6月2日まで、池田さんの応援にはいりました。理由は下記の3点です。また長くてすみません(微笑)。6月4日。

一番の理由は池田ちか子さんの原発ゼロ政策が世論に乗る判断ではなく、立地地元の当事者として本気だということです。原発立地地域の柏崎市で生まれ育ち市職員として22年、市議を12年、県議3年を経験して今57歳の働き盛り。原発の問題を地元住民として見つめながら、安全性への疑問と、原発ができても結局地元経済が豊かになっていない、という現実の中から、立地地元としてはつらい気持ちの中で、重たい重たい決意をしたということです。

池田さんの街頭演説動画(3分ちょっとありますが・・・)見て下さい。福島事故の厳しい状況をみて、原発が新潟県民の「命と暮らし」の問題であるだけでなく、立地地元である新潟から声をあげることで「日本のエネルギー政策」を変えることができる、とも決意を述べています。

二点目は、地方自治の原点を強く訴えており、その訴えに現実味があるということです。行政経験、政治経験も豊富です。柏崎職員時代には歯科衛生士として健康・福祉・子育て政策を進めてきたということ。ケアマネの資格もお持ちです。それゆえ仲間から市議におされ、県議になった、地方自治の現場から生まれた候補者です。今回の演説でも、国とのパイプばかりを強調する相手候補に対して、「私は住民の皆さんとのパイプを強くして本来の地域再生を進めたい」と決意を語っていました。この語りにリアリティがあります。

三点目は、池田さんの人生経験の豊富さから、今、地方が求める子育てや介護など、人口減少問題などに確実な政策づくりが期待できます。「女性が輝く」「子どもの笑顔輝く」という政策にリアリティがあります。池田さんは農家に嫁ぎ、農家の嫁として米づくりをしながら公務員として仕事をし、子どもをふたり育て、今お孫さんもお一人おられます。お姑さんとも同居をして、三世代家族を維持してきた経験は見事です。

今日本社会全体をみると、つい先日の5月16日に「政治分野における男女共同参画推進法」がようやく成立しました。この法律制定後の最初の大型選挙が新潟県の知事選挙です。これまで全国では7人しか女性知事は生まれておりません。戦後70年間の民選知事の全体数、正確な人数は持ち合わせておりませんが、47都道府県、平均3期として300名近くの知事がうまれているはずです。そのうちの7人、たった2パーセント強。是非とも8人目の女性知事が誕生してほしいです。

長くなって申し訳ありませんが、私自身の活動をかいつまんで紹介します。5月31日晩に「新潟の新しい未来を考える会」代表の片桐奈保美さんの自宅に集まって下さった50名ほどの方と、知事挑戦への物語や池田候補の政策への期待など、ミニ集会をしました。6月1日には、黒岩たかひろ衆議院議員のお母さま、黒岩ちづ子さん達と、五泉市から加茂市、新潟市と10時間近く、主に水田地帯で選挙カーを走らせながら、「米どころの新潟から、米づくりを自ら経験している女性知事を生み出して下さい。女性が知事になると、男性の協力をいただきながら、子育てしやすく、高齢者が幸せを感じる地域が実現できます」と訴え続けました。

6月1日の夕方には、新潟駅前での市民集会に参加。沖縄平和運動センターの山城博治さん、「日本と原発」「日本と再生」映画監督で弁護士の河井弘之さん、吉原毅さん(城南信用金庫相談役)、神田香織さん(講談師)、山口二郎さん(法政大学教授)、五十嵐暁郎さん(立教大学名誉教授)などが応援演説。私は池田さんの知事候補者としての3つの強み「人生経験」「行政経験」「政治経験」について、知事経験者として訴えさせていただきました。

6月2日の市民集会には池田さんご本人が新潟駅前で演説をして下さいました。それが冒頭の動画です。実は3年前の2015年7月4日に「今、私たちが必要とする地域政治とは?~琵琶湖研究40年、滋賀県知事8年の経験から」という講演を「新しい新潟を考える会」にお呼びいただき、新潟市内で行いました。池田さんはその講演を聞いて下さったらしく「あの時の講演は自分のその後の活動に大きな力となりました」とこの時に言って下さいました。これまでにご縁があったこと、うれしく思います。

池田さんはフルマラソンを走るアスリートで、写真のように、背も高く頼もしい方です!

片桐さんと約束しました。6月10日まで「お酒断ち」の願掛けをと。呑んべいの私自身の新潟県への連帯の覚悟です(微笑)。

すでに期日前投票が始まっています。組織・団体の応援を頼りにしている候補者は、かなり強制的に期日前投票を進めているようです。証拠も見せていただきました。「うそ」「ごまかし」「かいざん」が横行する日本の政権中枢と同じことが地方で起きないよう国民的監視が必要です。今回の選挙がその始まりとなってほしいと願います。

 

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