Facebook 2020年8月17日 「あるがままのアート~人知れず表現し続ける者たち~」東京藝術大学大学美術館で9月6日まで開催中!

「あるがままのアート~人知れず表現し続ける者たち~」今、東京藝術大学大学美術館で9月6日まで開催中!人数制限があり予約は必要ですが、無料です。それぞれに自分では「アート」という意識なしに、「芸術」というブランド化もなしに、ただひたすら、ペンをうごかし、ハサミをで紙を切り刻み、粘土をこねて、針をさす。そのひたむきな手先の動きが、こんなに見事に心をうごかす「作品」にしあがっています。「かんどう!」のひとこと、みなさんにそのおすそわけを!
澤田真一さんのトゲトゲアートの存在感は相変わらず迫力!2010年のパリのアルサンピエール市立び美術館での「JAPAN」展示会のポスターをかざった仮面作品や、ヴェネチュアビンナ―レの出典作品・・・澤田さんの一点づつに滋賀県、日本のアール・ブリュットの歴史が刻まれています。
古久保憲満さんの細密な町絵図はますます密度をましています。虫メガネでないと見えないほどの、家いえ一軒づつが、10メートルもの街並み絵図に再現。山際正巳さんのまさみ地蔵は、一体ずつ、2000体が、床一杯にひろがり、思わず手をあわせてしまいました。井村ももかさんのボタンアートは、好きな布地にボタンをいっぱいぬいつけて一枚一枚しあげて、それをミルフィーユのように重ねてかさねて、ふんわりまるく仕上げています。4名とも滋賀県在住の作家です。
最近注目をあびている、熊本の渡邊義紘さんは、クヌギの葉っぱをおりまげて「折り葉動物」づくし。動物の切り絵も空中にかざると美しい。藤岡祐機さんは、一枚の紙を細くほそくハサミをいれて、ちりちり芸術!元がたった一枚の紙とはおもえないほど、存在感があります。岩手在住の戸来貴視さんは、黒と白の模様で日記をかいています。これが日記であることを発見した田端さんの物語は何度聴いても感動です。
今回の会場では、遠隔からの展示鑑賞ロボットが会場を歩きまわっています。個人、団体で申し込んでいただき、オンラインで会話を楽しみながら、ロボットを自由にうごかして遠隔鑑賞できます。新しい試みもおもしろい。また8月23日午前9時、と8月30日午後8時の「NHK日曜美術館」では特集記事があります。あわせてご鑑賞下さい。私は8月3日に伺いました。写真はその時のものです。
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