Facebook 2020年4月15日 コロナ感染により滋賀県で死者

4月15日、とうとうコロナ感染により滋賀県で死者がでてしまいました。60代の大津市在住の男性ということですが、ともかく死者をださないよう県当局ふくめ、医療関係者など、皆さんが頑張っていただいたと思いますので残念です。心からご冥福をお祈り申し上げます。そして51名となってしまった感染者の皆さまの一日もはやい回復をお祈りいたします。4月15日。

三日月知事は昨日の記者会見で「緊急事態宣言を検討」と発表なさいました。連日の感染者の増加で病床確保など大変なことと思います。すでに大阪府から京都市とせまっております。人の動きを見ると、琵琶湖線も湖西線も京都、大阪と一直線です。市町との情報共有など含め、ここは躊躇せずに、知事としてのリーダーシップを強く発揮していただきたいと思います。

思いおこせば2009年の新型インフルの時、最初の患者は神戸市でアルバイトをしている草津市在住の大学生でした。すぐに、兵庫県の井戸知事、大阪府の橋下知事(当時)、京都府の山田知事(当時)と、当時の厚生労働大臣の桝添さんと携帯電話でホットラインをむすび、県立高校全校の休校をきめました。県立高校はすでに全県一区で、大津市内の高校にも湖北から学生がきており、高島高校にも大津から学生が通学していました。そこで強い反対もありましたが、全県一斉の休校をきめました。

この時の経験から翌年2010年の関西広域連合の発足につながりました。2008年以来の大戸川ダムや丹生ダムのダム建設見直しにはじまる琵琶湖・淀川水系の上下流連携経験も活きました。いずにしろ、人の暮らしは府県境をこえてつながっています。関西広域連合内での相互連携も重要と思います。

今日は参議院では「東日本大震災復興特別委員会」が開催されました。国会内では秘書さんたちなど感染者が出ています。いつもの第一委員会室ではなく、広い部屋で、三密を避けての開催です。私は、福島県内を中心に関東全域を視野にいれた放射性物質の水質、内水面漁業、林産物への影響を質問しました。バックには、滋賀県が2011年から2014年にかけてシミュレーションをした、その流れ図もお示ししました。

福島事故から9年以上経ちますが、ウナギやナマズなど、水底で生息する魚類では、食用基準である100ベクレル/kgを超えているところが福島県内だけでなく、千葉県の利根川水系にまで残っています。放射性物質の生き物への影響がいかに長い期間続くか、わかります。またキノコ類や山菜類などの野生の林産物はまだ30市町村を超える地域で食用基準を満たしておりません。水中以上に山中での放射性物質の影響は長く続くようです。

今日の復興委員会では、汚染水の海洋放出の問題も議論されましたが、漁協の皆さんの納得なしに政府プランだけで進めるべきではないという意見が大勢でした。出口が見えにくい、辛い問題です。原因者である東電がもっともっと前に出るべしという地元選出の増子議員の要望に東電はどう対応するか、今日は時間切れの議論でした。

今日の私のマスクは、滋賀県の湖東麻でできています。東近江市能登川町、ファブリカ村の北川陽子さんご姉妹からのプレゼント、ジャケットとお揃い色で、皆さんにお褒めいただきました(微笑)。北川さん、ありがとうございました!

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